不動産投資とリフォームの情報満載

プロフィール

伊藤 慶 1982年生まれ
卸売業に携わっている
サラリーマンです。
23年10月、群馬県前橋市に重量鉄骨マンション購入。
24年7月、静岡県富士市にRCマンション購入。
25年5月、茨城県つくば市に軽量鉄骨マンション購入。
詳しいプロフィールはコチラから。

物件1号

2,200万円
築26年
重量鉄骨造
9戸
利回り約20%

物件2号

8,500万円
築20年
RC造
12戸
利回り約10%

物件3号

sラポールA (2)
2,850万円
築21年
軽量鉄骨造
8戸
利回り約14%

良く読まれている記事

お問い合わせ

post
物件のこと、リフォームのこと、それ以外のこと、何でもお気軽に連絡下さい。
お問い合わせはコチラから。

物件評価の必須ソフト

1回の飲み会の代金以下で
物件評価が自由自在に

楽待コラム掲載中!

BIG tomorrow
2013年10月号に掲載

big tomorrow

不動産投資に対する実績を評価頂き、Big tomorrowさんから取材を受けました。

サイト内検索

おススメページ

カテゴリ一覧


不動産投資の会計と税務と決算書

2012年03月04日

良く、「会計」、「税務」という言葉をお聞きになると思いますが、
この違い、ご存知でしょうか?

 

 

 

私は仕事柄、若干使う機会があったので、すこしかじる程度に学んだのですが、
はじめはさっぱりでした。

 

 

 

何がさっぱりかというと、両者の違いが何なのか分からなかったのです。
財務諸表を作り、その中で当期純利益の金額に応じて税金を払う。
それだけなのに、何故会計と税務を分けるのだろう、と。

 

 

 

こういった良く分からないものは、実例をあげて
考えていくのが一番分かりやすいですね。

 

保有物件の月々の賃料が100万円だっとします。
そして、たまたま11月と12月、住民全員が家賃を払わなかったとします。

 

 

 

そうすると、その年の実際の収入の金額は100万円 x 10ヶ月 = 1,000万円
になりますよね。

 

 

 

では、その年の所得は1,000万円になるのか、というと、
そうではなく、実は、所得は1,200万円にしなければいけないのです!

 

 

 

なぜかというと、税務署から見ると、
「少しぐらい滞納があったからとっても、きっと近々入ってくる家賃に違いない
そうであれば、所得として考えるのが普通」
という発想になっているからです。
(税法上そう決められてるから、ということですね。)

 

 

 

不動産の場合は該当しないと思いますが、
会計上は、この未収家賃は所得から減らした方が本来は正しい姿ですよね。

 

 

 

なぜなら、まだ入っていないお金を、既に入ったものとみなしてしまうのは、
会社の実態を正しく反映させていないからです。
(後から、「家賃200万円分は実は回収できてませんでした!」ということになったら、その会社に投資している人は怒ってしまいますよね)

 

 

 

つまり、会計上の所得は1,000万円なのに、税務上の課税額は1,200万円という
ちぐはぐな状況が発生してしまうこともあるのです。

 

 

 

めんどくさいですよね。

 

 

 

更に、この未収家賃が本当に回収できなくなった場合、
初めて所得から減らすことができます。

 

 

 

その時、既に確定申告を終えている場合、
修正申告をしなければ、多く払ってしまった税金は返ってきません。

 

 

 

これもまためんどくさいですよね。

 

 

 

ということで、めんどくさい!という結論になってしまいましたが(笑)
めんどくさいからこそ、勉強をすれば他の大家さんと
差別化を図ることができます!

 

 

 

ご参考まで、不動産業界にはこんな税務マニュアルもあります。
気になる方はどうぞ。(しっかりまとまっていると思います。)

 

 

不動産投資税務マニュアル