【借り換え交渉者への融資凍結も】地方銀銀行の雄、○○○銀行
不動産投資における地方銀行の雄である○○○銀行が
金利交渉、あるいは借り換えを行った不動産投資家に対し、
「今後一切の融資を行わない」との措置を取り始めている
ようです。
今まで一般的に言われてきたのは「1年ぐらい経てば交渉可能」
とのことでしたが、あまりにも多くの不動産投資家が
金利交渉を行った為、今回のような流れになってきているのでしょう。
大きな金額の融資を決定してくれた銀行に対して感謝の気持ちを
持つべきという考え方ももちろんあると思いますが、
伊藤自身は、そこはあくまでも「ビジネス」と割り切って
考えた方が良いのではないかと考えています。
何故なら、
どんな条件であっても、銀行側とあなたが合意した上で契約を結んだからです。
もしその銀行が借り換えや金利交渉を禁止したいのであれば、
物件購入後、10年間は金利交渉や借り換えは禁止という条項を
入れれば良いだけのことです。
あなたが借り換え禁止条項が入っている銀行と契約をしたくなければ、
他の銀行を選べば良いのです。
あなたを始めとした不動産投資家は、みな必死にしのぎを削って毎日
頑張っていると思います。
そんな中で、見せしめのように「金利交渉をする不動産投資家には融資しない」
という方向性を出すのはあまり好ましくないことだと思います。
一方、不動産投資家自身も銀行に無責任な発言をしていないか、もう一度
確かめてみる必要があると思っています。
一棟目の購入時、どこの銀行をあたっても融資がつかない。そんな中融資を決定
してくれた銀行に対し、「今後ともずっとお付き合いさせて下さい!」といったことを言ってないでしょうか?
「ずっとお付き合いをさせて下さい!」と言ったにも関わらず、1年経ったらいきなり「金利下げないと借り換えるぞ」と脅していないでしょうか。
そんな高圧的な人が増えているのであれば、銀行として「不動産投資家はけしからん!」と思ってしまうのも無理はないと思います。
結局のところ、何が言いたいのかというと、
「人と人のつながりを大事にする」ということが非常に重要ということです。
例えば、金利が下がらないと3か月後には破たんしてしまうのであれば、銀行としてもひと肌脱いでくれるかもしれません。
良く不動産投資は「チーム」を組むことが重要と言われますが、本当にその通りだと思います。
銀行は組織が大きいので中々関係を築くのは大変かもしれませんが、あなたの心強い
パートナーであることは間違いありません。
これから金利交渉を考えている方は、融資を決めてくれた担当者のことを再度考えてみてはいかがでしょうか。