不動産投資、デッドクロス
皆様はデッドクロス、という言葉をご存知でしょうか?
デッドクロスとは、収入よりも支出が増えてしまうタイミングのことです。
融資を組んで不動産を購入した場合、手元に残る現金は年を追う毎に減ってしまいます。
これでは、全くイメージが沸かないと思いますので、簡単な例を紹介させて頂きます。
1000万円の物件を1000万円融資を組んで購入するとします。
家賃収入は200万円、
1年目は金利:50万円、返済:50万円
10年目は金利:0万円、返済:100万円とします。
そうすると、1年目の課税所得は
200(家賃収入)-50(金利)=150万円です。
一方、手元に残るお金は100万円です。
10年目の課税所得は、
200(家賃収入)=200万円です。
一方、手元に残るお金は100万円です。
税率が50%の場合、1年目にとられる税金は
150(課税所得)x50%=75万円
10年目にとられる税金は
200(課税所得)x50%=100万円。
結果、1年目に手元に残るお金は100-75=25万円
10年目に手元に残るお金は100-100=0円
となってしまうのです。
上記を考えて不動産投資を行わなければ、
年を追うごとにお金がなくなり、結果リフォームが出来ず、
人が入らず、お金が更に減る、という悪循環に陥ってしまいます。
こういったことにならないよう、しっかりと長期的な計画を立てることが大切です。