4-b. 内見の際のチェックポイント
ここでは、実際に物件の内見るをする際のポイントについてお伝えしようと思います。
まず、物件へは車で行った場合でも、最寄駅からも歩いて現地の雰囲気を感じるようにしましょう。
そうすると、夜一人で歩いても大丈夫なのか、隣接する道は危なくないか、近くにコンビニがあるのか、といった情報を得ることが出来ます。
次に、駅から目的の物件に向かう途中にある他の物件の入居率を調べてみましょう。
ざっくりの見た目で、半分以上空いているような場合は、危険です。どの物件が空いているかは、カーテンがついているかどうかでざっくりと判断することが可能です。
次に、物件の周囲に何が建っているか、何が建つ予定なのか調べましょう。
物件の目の前が墓だとやはり印象派あまりよくないですし、近々高層マンションが建つ、といった場合でも後々大変です。
さて、物件に到着。カメラを片手に写真を取りまくりましょう。
物件の瑕疵を確かめるにあたり、主にチェックしておくべきところ(=修繕の際にコストがかかるところ)は、①雨漏り、②シロアリ、③傾きです。
①雨漏り
木造の場合、雨漏りをしている場合、物件の軒天(以下参照下さい)の部分が変色していることが多いです。
また、仲介業者にも、雨漏りの履歴がないかしっかりと確認しましょう。
木造の場合は、雨漏りして木が腐ってしまったとしても、その部分だけを取り替えれば大体の場合は何とかなるのですが、
鉄骨、RCなどの場合、雨漏りが進行していると致命的になる場合があります。
それは、水が壁の隙間に入り込み、中の鉄筋をさびさせてしまっている時です。
こうなると、物件の強度は著しく落ちてしまっている可能性がある為、購入は見送ったほうが賢明です。
②シロアリ
鉄骨造りなどの場合は、躯体の強度という観点から言えば、シロアリが発生したとしても大きな問題にはなりませんが、
木造住宅の場合は大変です。木造は比較的補修しやすいといわれていますが、どれぐらいの破損状況かどうか、修繕にどれぐらいの費用が発生するかをしっかりと確かめましょう。
少しお金がかかるかもしれませんが、築古物件でシロアリの被害が考えられる場合は、専門家に見てもらった方が良いと思います。
③傾き
物件が大きく傾いている場合、物件の土台の工事をおろそかにされていた可能性あり、この場合も物件の購入はおススメできません。
水平器というのがホームセンターで売られているので、一つ買った上で、物件の傾きを調べてみると良いと思います。